性病の症状を分かりやすく解説、種類や検査について説明します。

性病の症状

性病とは

性病(性病感染)を自分とは全く関係ない世界の話だと感じる方は多いのではないでしょうか。しかし実際問題、性行為に対する浅はかな知識で性病予防もせず不特定多数の人と性交渉をしている人はたくさんいます。

自分は関係ないと思っていても、もし相手に自分の知らない一面や実は特別な関係になる前から感染していたとしたら、知らない間に自分も感染してしまってるという事です。性病の症状や感染経路などは様々ですが、性感染症は全て性交渉による行為で感染する病気です。

通常のノーマルセックスやオーラルセックスなど全ての方法で性病は感染します。潜伏期間は性的な接触があってからほとんど3日から1週間で発症しますが、中には長い期間を経て発症する性病もあります。性病はすべてをまとめて医学的用語でSTDと言い、Sexually Transmitted Diseasesの頭文字から取られています。

細菌やウィルスなどが原因で起こる病気で、男性、女性の性器やその周辺、精液、膣分泌液、血液などに住みついて本人に病気を起こします。これらの病原体は性交渉によって、どんどん病気を広めてしまう怖さがあります。事実、コンドームをしないで性行為をする若い人を中心にSTDは世界でも蔓延しています。

性感染症には抗生物質ですぐに治る病気もあれば、エイズの様に治療の難しい病気もあります。今、こうした蔓延をくい止めなければ、あと5年後、10年後にはエイズの発症者が爆発的にふえていてもけっしっておかしくない状況にあると言えます。

例として

あなたが彼と性行為をしました。あなたと彼がそれぞれ過去に3人と性行為をしていたとします。
(3人×2人=6人)その相手がそれぞれ過去に3人と性行為をしていたとします。(3人×3人×2人=18人)その中に一人でも性感染症の人がいたらと考えると分かりやすいと思います。

性感染症は性行為に伴って感染する病気と述べましたが、実際にはどのようにしてうつるのでしょうか。性行為の際には女性の膣からは分泌液が、男性の場合は精液はもちろん射精の前にも分泌液が分泌されます。病気に感染しているとこうした分泌駅の中に病原体(細菌やウィルス)が存在します。

性器周辺の粘膜にこうした病原体が住みつき増殖をしています。性行為をする事で粘膜が直接触れ合い、もしそこに病原体がいれば、相手の粘膜へとうつっていきます。あるいは分泌液に含まれる病原体も分泌液とともに相手に橋渡しされます。新しい宿主に引っ越しした病原体は新たに増殖を開始します。

その結果、性行為の何日か後に性器が痒くなったり、猛烈にいたくなったり、オリモノが急に増えたりします。梅毒や淋病という病気は少なくても聞いたことがあるでしょう。性感染症には梅毒や淋病の他にもたくさんあります。むしろ最近になって蔓延しているのはこれ以外の感染症で、症状の殆ど出ない病気もあるので怖いのが心情です。

感染しているのを知らずに他の人にうつしてしまったり、いざ妊娠したいと思ったときに不妊症になっていたりすることがあるからです。これらの病気についてどんな病気でどうしたらうつるのか、どうしたら防げるのか、正しい知識を持つことが一番大切です。

実のところ日本で一番多い性病はクラミジア感染症でその多くが若い女性の感染者だとされています。じつはクラミジア感染症は自覚症状が乏しく感染していることに気付かない人がほとんどです。STDは症状の軽いものから重いものまでありますが、他の人に感染させてしまうのはすべて共通しています。

自分は症状が軽いから大丈夫と考えていても他の人か同じSTDに感染し命に係わる重症な症状が出てしまう可能性もあるという事を忘れてはいけません。性病は予防することもできれば、治療がすぐできるものもありますので自分ができる事を見つめなおしてみましょう。

非特異性膣炎

これは環境に普通にいる菌が膣で炎症を起こすのが非特異性膣炎です。「非特異性」というのは特別な病原菌ではなく普通はおとなしく住みついている菌の事です。
こうした菌は常在菌といってカンジダをはじめ、大腸菌、表皮ブドウ球菌、連鎖球菌などがそうです。

普通はおとなしい菌でもなにかのかげんで膣の中で大繁殖すると痒くなったり、オリモノが増える、臭う、色が変わる(黄色っぽい、黄緑色っぽいあるいはグレーっぽいオリモノ)といった症状がでます。

頻度的には特定の性感染症よりも、この非特異性膣炎の方が圧倒的に多いです。予防は性行為やペッティングの際には指やからだを清潔にする事です。独身のカップルのケースではデートをして車の中で、あるいは彼の部屋でペッティングや性行為に至ってしまう事も少なくないかもしれません。

そのときにさっきまでステアリングを握っていた指で女性を愛撫したり、肛門を触った指を膣にいれたりするかもしれません。肛門には大腸菌がいますし、性器周辺の雑菌や彼の指についている雑菌などが膣の中に入って、それが原因となって膣炎を起こす可能性もあります。

性行為やペッティングの時には、お風呂やシャワーをする、手を洗うなど清潔を心がけるようにします。非特異性膣炎はそのままにしておいても自然に治るケースもあります。月経になると月経血によって雑菌などが押し流されて綺麗になるからです。月経には膣を綺麗にする自浄作用があります。

ただ、またしばらくして性行為をしたらオリモノが増えてしまった、汚くなってしまったというときにはそのままにせず、治療に専念するのが良いです。

おりもの臭いはなにかに感染した証拠

お風呂やシャワーを浴びたばかりの性器は普通臭いません。アポクリン腺の発達した人のケースだと、すそワキガといて臭う場合があります。ですが、それはその人特有の臭いです。

そうではなく急に臭うようになったとう場合は淋病、トリコモナス非特異性膣炎(雑菌によって膣の炎症が起こる)が原因になっている場合があります。カンジダはほとんど臭いませんが、ほかの性感染症と合併すると臭ったりします

性器が臭う、あるいはおりものが増えて下着が汚れるという事は女性の皆さんにとっては不快な事ですし、そうした状態で彼氏と性行為はしたくないでしょう。今までと違った臭いがする、臭いが変わったというときは婦人科で診てもうらう事をお勧めします。

珍しくない混合感染

エイズに感性している男性の30%はクラミジアに、24%は梅毒に感染しているという報告があります。2種類以上の性感染症にかかる事を混合感染といいます。

無防備な性交渉はそれだけ何種類もの性感染症に感染するリスクも高くなる他、クラミジアなどに感染して局所に炎症を起こしていると、その部分の血管が怒張して他のウィルス性の感染を起こすと局所の抵抗力が減るので普段はなんでもない雑菌によっても炎症を起こして症状が悪化する原因にもなります。

例えば、彼氏がかわった時やいつもと違う人と性行為をしたときには、症状はなくても検査をしましょう。性行為をする以上は常に性感染症にかかるという危機意識を持っている事が大切です。

性病尖圭コンジローマの症状(HPV感染)

尖圭コンジローマイラスト

HPVとはヒトパピローマウィルスというウィルスです。これは性行為によって感染してしまいます。このHPVウィルスに感染していたとしても尖圭コンジローマの発症がなければ男性、女性共に無症状です。この尖圭コンジローマという聞きなれない病名とは思いますが、平たく言うと性器にできるイボの事です。

このイボは先が尖っていて大きさにして、だいたい米粒大~小豆くらいの大きさです。主に膣から肛門の周りにできて、数が多くなるとカリフラワー状態になるのが見た目の特徴です。これは膣の内部にもできます。

男性のケースだとペニスにできます。症状として尖圭コンジローマができるのは感染後約3ヵ月です。忘れた頃に出る症状なので、ほとんどの方が性行為との関連に気づかないケースが大半です。このイボが一度できると自然に消える事は難しいです。

自然治癒のケースはほとんどありません。クリニックでの治療となると、レーザー蒸散、凍結療法、電気擬固でイボを一つ一つ取り除いていきます。大掛かりな手術は入院せずともできますが、たくさんあるイボを一つ一つ取り除くのは大変困難な作業です。さすがに全てのイボを取り除けるとは限りません

そこで懸念されるのは再発です。綺麗に取り除く事ができるまで根気が必要になってきます。ただ、綺麗に取り除いてもウィルス自体はいるので再発しないとは言い切れません。また無数と言えるくらいに多発しているものは再発率もグンと上がり、1つ~2つ程度しかないものはあまり再発はしないと言われています。

ただ最近はこの尖圭コンジローマは薬での治療が今は主流となっており、薬だけで完治する事が出来るようになっています。

尖圭コンジローマの怖い点は

子宮頸ガンを引き起こす可能性を秘めている事です。実はHPVウィルスの感染は非常に多く、イボができないといったケースだとこれといった症状がないので、そのまま性行為をしてしまい感染が広がっていきます。

症状が出ないならそのままにしておいても問題ないと思う方もいるかもしれませんが、この感染症の一番の怖いところは全体の数%ではありますが、将来ガンになる危険性が高いという事です。

  • 女性→子宮頸ガン
  • 男性→陰茎ガン

過去に一度でも尖圭コンジローマになった経験のある方は子宮頸ガンの検診を定期的に受ける事が大切です。

性行為と子宮ガンとの関係性

これまで子宮頸ガンは性行為を経験する若い年齢層、性行為のパートナーが多い人に発症する確率が高いと考えられていました。理由としてHPVウィルスの感染があるとわかったのは約20年前の事です。HPVウィルスに感染している男性と無防備な性行為によって感染すれば、子宮頸ガンになる危険性が高くなるという事です。

若い頃にHPVに完成して25歳、30歳になる頃には子宮頸ガンになり、子宮を取り除く手術をしなければならなくなったり、子宮だけにとどまらず命まで失う事にもならないとは限りません。将来子供を産む若い世代の女性達は自分のからだを守り、子宮を守るためにもHPVウィルスの予防には十分な配慮と注意を払ってもらいたいと思います。

従来は子宮頸ガンの検査は40代以降に実施されていましたが、性行為の経験年齢の低年齢化とともに子宮ガン検診ももっと早い時期から行うのがよいと言えます。性行為を経験した事のある女性は誰でもHPVウィルス感染の可能性があると考え、年齢に拘ることなく子宮ガン検診の受診を心がけましょう。

現代では10代、20代と若い世代にHPV感染が急速に広まっているのが事実です。それは無症状で気づいていない、それでまたうつす結果になるからです。ある研究によると初回HPV感染陰性の女子大生1000人余りを3年間フォローした結果。累積検出率は43%にものぼったといいます。

子宮頸ガン検診の問題点

子宮頸ガン検診の目的はまず第一に死亡率の減少、第二に異形成の段階で診断し子宮を残すような治療(温存治療)を行うことです。

日本における検診は1960年代から行われはじめ、現在は30歳以上の女性を対象に一次スクリーニングとして細胞診を実施し、異常がある場合にはコルポスコピーに(拡大鏡)下組織疹により二次検診をする。

細胞診間に子宮頸ガンの発生頻度および死亡数は75%減少しました。しかし近年では検診受診率が低迷し、若年層を中心に死亡率が上昇しているのが現状です。英国や米国では子宮頸部ガン検診が国家レベルで行われており、対象となる女性の80%以上が受信しています。

ですが日本では住民検診の受診率は約14%、企業検診を含めても受診率は約22%と低い水準です。この為に日本は先進国の中でも死亡率が高くなって来ています。

ロシュ・ダイアグノスティックスがインターネットで未婚を含む20代~50代の女性600人を対象に行なった女性の健康意識調査によると、乳がんや子宮がんなどの若年化傾向をしつつも20歳~34歳の女性で婦人科検診を受けているのは約3割と、検診に対する意識が低いです。

受診しない理由としては「デリケートな診察を伴うので抵抗がある」などが挙げられています。検診に抵抗がある女性は3人に一人に上がり、婦人科検診への消極姿勢が見られています。一般に疑問が多いのが、細胞診はどういう時にうけるのでしょうか。という内容です。

細胞診とは一般的にはからだの様々な部位から採取した細胞を染色し、顕微鏡で観察し悪性腫瘍細胞がないかどうかを判定する検査です。目的は通常がん細胞があるかどうか、またはがんになる過程、すなわち前がん細胞を検査する事です。ウィルス感染などその他の病気が分かる時もあります。

通常医療機関では悪性腫瘍のスクリーニングおよび診断して治療効果の判定などに用いられています。また喀痰細胞診、婦人科細胞診などはある一定の年齢になるとそれぞれの地町村が住民検診などでがん検診の一環として実施しています。

喀痰検査では肺がん、婦人科検診では子宮頸部ガンと子宮内膜がん、尿細胞診では膀胱がんおよび前立腺がんを、乳腺細胞診では乳がん、甲状腺穿刺細胞診では甲状腺がん、リンパ節穿刺細胞診では悪性リンパ腫あるいは転移がんの検出を目的としている。

穿刺吸引細胞診とは針を用い病変部を穿刺して細胞を採取する方法で、その他脱落した細胞を対象とした?離細胞診、洗浄細胞診、擦過細胞診等があります。細胞診では採取法の違いにより情報が若干異なるケースもあります。また長所としては特に?離および擦過細胞診では痛みなどがなく繰り返し検査できます。

ただし良性の病変でも悪性を思わせる細胞出現したり、悪性病変にも良性を思わせる細胞が出現したりで、診断には経験と知識が大変必要です。日本国内では学会の試験に合格し認定を受けた専門の細胞検査士と専門医が診断に当たっています。

これからの子宮がん検診は通常の細胞診スクリーニングにおいて検出できる確率(通常感度)は、アメリカ、ヨーロッパでは50%~60%程度と考えられています。それにも関わらず、細胞診が有効であるのは間zyが繰り返し検査をうけているからです。

1980年代後半、米国では子宮頸部がん検診における精度低下が問題となり、この後ベセスダシステムまた新しい標本作製法んどが考えられました。HPV感染による細胞変化を中心とした分類方式を採用したベセスダシステムは、異形性およびがんの発生にHPVが関与すること、タイプにより病変あ予後が異なっている事を意味しています。

前述したように、細胞診は診断する人により結果に再現性を欠き、また浸潤がんの見落としが指摘されています。細胞診の中等度異形性(前癌病変で、軽度、中等度、高度の3段階に分けられる)い所の感度は報告者により34%から94%まで様々であり、HPV検査単独より感度が落ちるとされています。

従ってHPV検査を加えることにより検出感度が高くなり、異形成あるいはがんを見落とす事が少なくなると考えられます。細胞診とHPV検査、これら2法を併用とする中等度異形性以上の検出感度は高くなるとされています。

またWHOが2004年に「HPVテストが一次スクリーニングとして子宮頸がんの発症と死亡率の減少に有効である十分な根拠がある」と発表し、2法併用により感度が100%に高まると報告しています。

だが、日本国内で組織診断を元にHPV検査と細胞診断との関連性を検討した結果では、2法を施行することにより感度は上昇したが、必ずしも100%でなかった。検査においては常に100%とうことはありえない事を意味しています。また先述した子宮頸がんの低受診率をいかに上げるかについては、郵送検診でHPVの自己検診をする方法も考えられてます。

この方法で陽性であれば婦人科を受診し細胞診検査をしてもらうシステムであり、NPO法人「子宮頸がんを考える市民の会」が現在取り組み全国的に広がりつつあります。

性病性器ヘルペスの症状

性器ヘルペスイラスト

痛い。痒い。激しい症状の性感染症ヘルペスはヘルペスウィスルにより引き起こされる病気です。 ヘルペスウィスルの潜伏する期間は2日~10日程です。はじめのうちは性器に不快感や痒みが伴い、日数が経過すると激しい痛みに変わり性器に水疱や潰瘍がたくさんでき、これが急性型です。

男性のケースはペニスにでき、ウィルスが尿道に入ると、排尿がしずらく困難になります。実はヘルペスには2種類あり、主に唇や口内に潰瘍をつくるものと、性器に潰瘍をつくる2種類です。最近はオーラル・セックスによって、口の中のウィルスが性器に感染したり、性器のウィルスが口の中に感染するのが増えてきています。

口内炎かと思っていいたのが、実は性器ヘルペスだったという事は身近にあるので確かな検査が必要とされます。一般にヘルペスは多発します。口内炎は単発が普通です。性器ヘルペスは症状と局所所見から診断が可能なので検査の必要はありません。

血液検査だと抗体を調べて診断を確定させます。しかし感染して時間が経過していないと抗体はできません。治療に関しては抗ウィルス剤を服用するケースと抗ウィルス剤の軟膏を塗るケースもあります。

だいたい1週間くらいで症状はおさまりますが、ウィルスをおさえこんでいるだけで体内に住みついている為、生理や疲労、病気、妊娠など体力や抵抗力がおちた場合に再発します。これが再発型です。同じように性器に水疱潰瘍ができますが痛みなどの症状は比較的軽くなります。

ともに症状が出ている間の水疱や潰瘍からたくさんのウィルスが増殖し感染するので、性行為は禁止です
。性器ヘルペスに一度なって、症状が治まったからといっても性行為では必ずコンドームの着用をしましょう。これはパートナーにうつしてしまわないためです。女性であれば、必ず相手の男性にコンドームをつけるように指示をして下さい。

性病膣トリコモナスの症状

トリコモナスイラスト

トリコモナス原虫が膣に寄生してそこに膣炎を起こし、ひどい痒みを引き起こします。それに伴いオリモノが黄色くなり、泡だったおりものがたくさんでます。痒みが激しく中では病院へ駆け込む患者が多いようです。

そのまま放置すると排尿痛を伴ったり、卵管まで炎症が広がることがあるので痒みを感じたらとにかく、我慢せずに医師に診てもらうのが一番です。治療によって症状はすぐに治まります。検査は膣の分泌する液をとって、顕微鏡で原虫を確認します。原虫が動きまわっていれば膣トリコモナス症とすぐにわかります。

原虫が少ない数のケースは培養検査を行います。治療は膣に錠剤(膣錠)を入れて原虫を退治します。トリコモナスが膀胱に入っている場合は内服液を1週間~10日服用します。この治療によってトリコモナス原虫がいなくなれば、完治したことになります。

完治するまでは性行為は禁止です。男性の場合は尿道に寄生し比較的軽い排尿痛があります。殆ど気づかない程度ではあります。男性の治療は内服液で治療します。膣トリコモナス症もそうですが、性感染症のケースはカップルのどちらかに病気がみつかった場合はもう一方ににも感染していると考えられます。

よって治療もカップルで受けます。膣トリコモナス症とわかった時点で、相手の男性も一緒に治療を始めお互いに病気を一掃するのが良いと言えます。

性病膣カンジダ症の症状

カンジダイラスト

カンジダはカビの一種で、カンジダ真菌が原因となって起こります。女性の膣内常在的しており普段は悪さをしないケースもありますが、なんらかの原因でカンジダ真菌が異常繁殖すると膣が炎症を起こします。

異常繁殖の原因は、性行為によってカンジダ真菌をたくさんもらってしますことが1つと、もう1つはからだの抵抗力が落ちたときや風邪、膀胱炎、ニキビ等、治療で抗生剤を服用した際にそれまでおとなしかったカンジダ真菌が勢いづき、一気に増殖を始めた場合です。

こうなると性器から肛門にかけて強い痒みが起こります。それに伴いヨーグルト状ないし酒粕状の白いボソボソとしたオリモノが出ます。治療薬は膣錠剤を1週間~10日程時間を要します。また、抗真菌剤の軟膏を塗ります。男性にも感染はするものの、包茎以外はペニスで繁殖するのは稀で、男性が治療をする必要はありません。

淋病感染症の治療期間

淋病イラスト

淋病という病気は性病の代名詞のようにいわれ、一般にもわりとよく知られている病気で、淋菌という最近が原因です。症状は女性よりも男性が激烈です。最初は尿道に痒みや熱っぽさを感じます。次に尿道から尿とともに膿が出るようになり、排尿時には焼けるように激痛が走ります。

普通だと我慢しきれずに病院へ駆け込むというパターンです。潜伏期間に関しては約2日~10日程です。性行為をしてから数日後に症状が現れます。病気が進むと前立腺炎副睾丸炎になったり、尿道が狭くなって排尿しづらくなる尿道狭窄になってしまう事があるので、治療はすぐに行うのが良いです。女性の場合オリモノの増加や性器の痒みなどで、男性ほどの激しい症状は少なく気づかない人も少なくありません。

そのままにしておくと病気が進行して膣炎や子宮頸管炎になるケースもあります。こうなると黄色い膿のようなオリモノが出てくるので、はじめて異常に気づきます。尿道にも感染が広がると尿道炎を起こし、男性と同じように排尿時に痛んだり尿道から膿が出たりします。

子宮内膜炎や卵管炎などを起こして不妊の原因ともなるので、やはり早めの治療が大事であることはいうまでもありません。重症のケースでは淋病性骨盤腹膜炎といって、強い下腹痛と発熱を伴うこともあります。感染する場所は性器だけとは限らずオーラルセックスでも喉に感染します。淋菌が喉に感染して腫れ上がったりする事もあります。

喉が腫れて痛み、咳などが出るので内科を受診し、一般の風邪と間違われるということも実は少なくありません。風邪薬を処方されてもいっこうに治らないため、婦人科を受診してはじめて淋菌感染と判る患者も多数いるも事実です。

目に感染すると結膜炎を起こし痒みや目やにの増加を引き起こします。このように淋菌は性器以外のところにすみついてそこで症状を引き起こすことがあります。検査は女性の場合、膣などからの分泌物を調べるほか、場合によっては尿検査も行います。

男性の場合は尿の検査が一般的ではありますが、「偽陰性」といって実際に感染しているのに陽性にならないケースがあります。そのため尿道を擦過して(軽くこする)淋菌の有無を調べる事があります。

従来では淋菌を培養して調べていましたが淋菌は体外では弱い菌なのですぐに死んでしまい、偽陰性が多かったのですが最近は女性では子宮頸管部、男性は尿道を擦過してサンプルをとり、これをOCRといって核酸を増幅して調べる方法が主流になってきました。この方法は感度が高く、安定的に検査をする事ができます。

治療抗生物質注射、または服用します。これを1週間程度続けるとだいたい辛い症状はなくなります。しかし、薬剤耐性菌も多く要注意です。最近はペニシリン、ニューキノロン系といった抗生物質が効かない淋菌が増えているのは事実です。これを薬剤耐性の淋菌といって、いままではペニシリンやニューキノロン系が良く効いていたのですが、これらの薬が効かなくなてきている傾向にあります。

いまや半分が従来の薬が効かない耐性菌だといわれています。こうした薬剤耐性の淋菌の出現によって、これまでよく効いていた薬剤を所定量内服しても必ずしも菌が死滅するとは限りません。治ったと思っても、菌が完全になくなったかどうかは分からないので医師がよいというまで治療を続ける事が肝心です。治療終了後は検査を受けて菌がなくなったかどうかを必ず確認する必要があります。

性行為に関しても完治するまでは厳禁です。淋菌はどんどん変化していて年々治しにくくなっているといえ、淋菌に対する警戒はこの先も必要です。完治しないまま症状が良くなったからといって途中で薬をやめたり病院へ行かなくなったりする人がいますが、これが再発の原因になります。

結局、また最初から治療をやり直さなければならず、逆に時間が掛かってしまいます。このような事を繰り返すと慢性化してしまい、症状がひどくなるケースがあります。急がば回れという事で、治療に専念しすっかりおさまるまでじっくり腰をすえて治しましょう。

また、淋菌には前述した通り薬剤耐性菌が増えているので、必ずしも薬が効いているとは限りません。薬を飲んで症状もおさまったからと、それきり病院へ行かない人もいますが、実際に菌が死滅したかを確認する事が重要です。最後の治癒確認の検査を怠らないのが大切です

性病痒い毛ジラミの症状

シラミの一種の毛ジラミが陰毛の生え際に寄生し、吸血することで陰部が猛烈にかゆくなります。毛ジラミに刺された部位が点状に紅くなることがあります。毛ジラミはアポクリン汗腺を好み、髪の毛や脇毛にも感染する事があります。

基本的に性行為が原因で感染するのですが、ヘアブラシやタオル、寝具などにシラミがいる場合には知らずに使ってうつされるケースがあるので、注意が必要となります。例えば、公衆浴場の浴槽の中やプールど水のある場所では、シラミは毛にしっかりとしがみついており、むしろ移動しにくい状態にあるので心配する必要はありません。

潜伏期間においては2週間~6週間程です。診断は陰毛についているシラミの卵か、毛ジラミそのものをみつける事で確定出来ます。治療は患部の毛を全部剃ってしまうのも有効ではありますが、シラミ駆除剤を使えば剃らなくても治療か可能です。

シラミ駆除剤では成虫を駆除します。ただ、卵の状態では薬はきかないのが厄介です。卵からかえる時期を想定して反復治療をします。一般に代表的な治療薬スミスリンパウダーの場合は陰毛に部分にパウダーを2g程散布し、1時間そのままにした後に、洗い流します。これを3日に1度3回~4回程繰り返します。これが一般的な対処方法となります。

毛じらみとは

毛じらみの成虫は大きさにして、1mm~2mm程です。陰毛に潜む毛じらみを肉眼で見るとシミに見えます。この毛じらみが移動していても頭髪にでるフケにしか見えません。よって肉眼での発見は困難なものになります。日本で確認されているシラミは1000種類います。ですがその中でも人間に寄生できるのは限られた3種類のシラミのみです。コロモジラミ、毛じらみ、頭シラミです。

人間に寄生するシラミ
  • 毛じらみは人間の陰毛
  • 頭シラミは人間の頭髪
  • コロモジラミは衣類

毛ジラミは前述で述べましたが、眉毛、頭髪、にも寄生しますが極めて稀ではあります。毛じらみは陰毛の根元にタマゴを産み性行為によって相手の陰毛に感染し症状を発します。成虫は寄生した患部で交尾しメスは産卵し毛根にすこし光彩のあるタマゴを産み、約1週間ほどで孵化。

それから幼虫へ成長を進め脱皮を3回ほど繰り返し最終形態は成虫となります。成虫になってはじめて吸血を行います。陰毛の根元に爪を使いアンカー状に固定し吸血します。見た目の特徴は3たいの脚と触覚のついた小さな頭、色は褐色に近い白色です。

B型肝炎の症状と感染経路

B型肝炎はB型肝炎ウィルス(HBV)というウィルスによって起こる病気で、このウィルスは主に血液を介してうつります。最も多いB型肝炎の感染経路は母子感染で、生まれた子供にウィルスが感染します。症状は出なくても検査をすれば陽性となるキャリア(症状が出ない人のこと)となります。

また、性行為も感染経路の一つで、B型肝炎は血液を通じて感染するので性行為の際も生理中であるとかアナル・セックス、器具を使った性行為など出血を伴うスタイルが危険です。潜伏期間は8週間~12週間です。感染しても免疫力が強ければ、発症せずにキャリアになります。発症する場合には急性肝炎となりかなり重症になる事があります。

劇症肝炎になると死亡率は大幅に上昇します。また、慢性肝炎に移行すると徐々に肝臓がおかされ、肝硬変、そして肝ガンへと進行する事が多くこれもまた非常に怖い病気です。急性肝炎の症状は、黄疸、全身のだるさ、食欲不振、吐き気や嘔吐などを伴います。

これは入院治療をしなければなりません。安静と栄養補給、肝保護剤による治療を行いますが最近ではインターフェロンによる治療が中心となっています。普段性行為について話す事もあるとおもいますが、よく耳にするのが生理中の性行為は良いの?悪いの?というお話です。

生理中の性行為はあまりしたくないという女性もいれば、コンドームを使わずにできるからしたいという男性もいるでしょう。基本的には生理中だからといって性行為をしてはいけないという事はありません。女性の場合に生理中に性欲が高まるという人もいますし、妊娠の危険もないので、安心してできるという女性もいます。

実のところ一番心配なのは月経中は子宮内膜が剥がれて血管面が露出して出血しているので、血液で感染する病気である梅毒とHIV、B型肝炎などには非常に感染しやすくなるという事です。HIVは弱いウィルスで、本来は感染しにくい病気です。実は性行為をしてもそうそう感染するものではないのですが、クラミジア等の性感染症があって、膣の中に炎症があって、血管面が露出している場合(不正出血を起こしやすい状態)や月経中は血管からウィルスやスピロヘータが容易に入りやすいです。

生理中の性行為はそういう意味では血液によってうつる性感染症には無防備といえます。相手がHIVや梅毒、B型肝炎などに感染している場合はコンドームをする必要があります。その心配が全くなければ、月経中の性行為も特に問題はありません。

A型肝炎ウィルス

感染者の糞便中に排出されたHAVが何らかの理由で未感染者の口に入ることで感染します。このように経口感染示すため研究者により性感染症としては認められていないが、男性同性愛者間では性行為、口腔、肛門性交により感染が生じる事から一般的に性感染症に含めています。

症状は、発熱、および食欲不振、悪心、嘔吐などの消化器症状、全身倦怠感、黄疸で、B型、C型と比べて38℃以上の発熱を出す場合が多いです。A型肝炎は、血清中にIgM型HA抗体を検出する事で診断されます。

通常は特別な治療をしなくてもほとんど3ヵ月以内で治癒するが、胆汁うっ滞を起こした場合は薬剤投与が必要となります。A型肝炎の劇症化はB型肝炎と比較すると、かなり少なく予後も良好です。予防にはA型肝炎ワクチンの接種が有効で、ワクチンによるHA抗体獲得率は3回の接種で5年後でもほぼ100%を示すと云われています。

C型肝炎ウィルス

C型急性肝炎は他のウィルス肝炎とほぼ同様の症状・経過ですが、一般にはA型、B型に比べ軽症で劇症化は稀です。HBV感染と同様、HCV感染には持続性感染と一過性感染があり特にHCV感染では成人でも感染すると多くが持続感染になり、急性肝炎の60%~80%が慢性肝炎に移行するとされています。

感染は輸血を含む医療行為が主ですが、一部母児間感染、夫婦間感染もあります。またHBVと同様に性行為の頻度が高い場合、粘膜に損傷がある場合は感染の危険性が高いといえます。

肝機能検査に異常があり、HCV抗体が陽性であれば、C型肝炎と診断されます。おの方法は大部分の症例に有効ですが、無症状で現在HCVに感染しているかどうかを知るためにはHCV-RNAの測定が必要です。また、C型肝炎は多くが慢性化します。

治療はインターフェロンを用いるが、長期投与の場合、血小板減少、間質性肺炎、うつ病、甲状腺機能異常などの副作用が現れることが知られています。その他にも肝炎ウィルスがあります。

G型肝炎ウィルス(HGV】E型肝炎ウィルス(HEV)、TTウィルス(TTV)が知られていますが、未だ不明な点が多く性感染症としては認められていません。またD型肝炎ウィルス(HDV)は日本ではほとんどみられません。

C型肝炎の特徴
  1. C型肝炎は血液を介してい感染が大部分ですが、性行為あるいは母子感染が認められいます。
  2. 多くの場合は無症状に経過し、特徴は高率に慢性化することであり、初感染例の約62%-77%が慢性化すると考えられています。
  3. 診断はまずHCV抗体を測定し、陽性の場合はHCV-DNAを測定します。
  4. 慢性化が考えられる場合はインターフェロン治療となります。

軟性下疳

かつて性病の1割を占めていましたが、サルファ剤や抗生物質(ペニシリンなど)の登場により激減し先進国ではほとんどみられない病気となりました。しかし、現在でも南アジアや熱帯地方での発生はあります。

この病原体は南軟性下疳金という棹菌(とうきん)で、人体の外部では極めて弱い菌です。症状は潜伏期が短いのが特徴で、感染後2日~3日で紅く盛り上がったイボのようなものができ、膿が出て黄色くなり、形が崩れて潰瘍状にあります。この潰瘍を軟性下疳といいます。

この潰瘍の表面にうみが付いていて、こすると容易に出血し、激しい痛みを感じます。発生する部分は男性では包皮・亀頭・包皮小帯など、女性では小陰唇・尿道・子宮膣部・肛門周辺に多く発生します。軟性下疳は感染が局所に止まるので、治療は容易です。

肝炎ウィルスと肝がん

性病の多くは怖くない単なる感染症ですが、一部この内にはがんに密接に関連したものもあります肝炎ウィルスと肝がん、ヒトパピローマウィルスと子宮頸ガン、HIV感染による免疫不全による二次的ながんがよく知られています。

ただしこれらはかからないように、またかかってもがんにならないように予防する事が十分可能なもので、正しい知識があれば問題ありません

肝がんは、日本人をはじめ東洋人に多いと言われて、日本国内における肝がんによる死亡は平成10ジェンでは全てのがん死の11.8%を占め第4位となっている肝炎ウィルス、特にC型肝炎ウィルスは20年以の長い年月を経て、肝硬変そして肝がんを発症する。B型肝炎ウィルスは本来、肝がんになりやすいと言われています。

肝がんの原因の多くはこれらの肝炎ウィルスで男性、女性ともに60歳代で急増し、特に男性はその傾向が強く、死亡者数は男性が女性の2倍以上と言われています。

オーラルセックス

今や性行為の前にフェラチオをする事は当たり前のようになていますが、オーラルセックスによって感染する病気もあるので要注意です。淋病やクラミジア感染がそれで、喉の方が感染率が高いほどです。性行為の時にコンドームをつける人でもフェラチオのときにつける人はほとんどいないでしょう。

そのために男性の性器から喉に淋病やクラミジアが感染して腫れて膿が出たり、熱が出たりと大変です。また、オーラルセックスによって性器ヘルペスが口の中にできると飲み込むのも大変なくらいの痛さです。性行為に関しては口は性器と同じと考えてよく、妊娠するかしないかの違いしかありません。

若い年代の男性や女性にかぎらず言える事ではありますが、AVはセックスのお手本ではありません。AVは人に見せて興奮させるためにつくられています。AVを見て同じことをしようとする男性がいるかもしれません。

肛門に指を入れたり、喉の奥までペニスを突き刺したり、さまざまな器具を使ったりと、やってみたい気持ちは分かりますが、肛門に入れた指をそのまま膣に入れるという事は非常に不潔で、大腸菌性の膣炎を起こしかねません。AVの世界をそのまま現実に持ち込むのは女性が喜ばないばかりか、性感染症になる危険性も大いにあるという事です。

男性に常識をもって、常識の範囲内の性行為をするように望みます。女性が嫌がる事を無理じいしたり、不潔な事は絶対にやめましょう。

STDについて

性病は法律で昭和23年(1948年)に制定された性病予防法で決められた淋病・梅毒・軟性下疳・それいリンパ肉芽腫症の4つの病気の事をいいます。最近になって蔓延が大きな社会問題となっているのは性病以外の性感染症従来の性病予防法ではこうした現状に対応できなくなり、新たな法律の制定が急がれました。

そのため平成10年には「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」が制定され「性病予防法」は廃止されました。新しい法律では4つの性病の他に、クラミジア感染、性器へルペスウィルス、尖圭コンジローマ、トリコモナス、HIV感染などが加わり、これら性行為によってうつる病気をひっくるめて性感染症(STD)としました。

性行為には通常の膣性交のほかに、口腔性交(オーラルセックス、フェラチオ)、肛門性交(アナルセックス)なども含まれます。性感染症は細菌だけではなく、かび・原虫・ウィルスなどによる病気など性行為によって感染する病気全てが含まれます。

クラミジア感染のようにほとんど症状らしい症状が出ない病気もあるため、感染に気づかずに性行為をして相手にうつすということが繰り返され、これまでにない勢いで感染が広がっているという背景があります。無症状といえば、パピローマウィルスは子宮頸ガンと関係が深く、子宮頸ガンの大部分はこのパピローマウィルスによるものと考えられています。

日本では子宮頸ガンで死亡する人は1年間に約4000人と言われていますが、コンドームで性感染症の予防を徹底すれば、子宮頸ガンの患者さんもかなり減らす事ができるといえます。HIV感染のように治療が難しいケースもあり、性感染症を軽くみていると思わぬ落とし穴が待っています。感染してからでは手遅れです。予防対策がいかに大事かを1人ひとりが自覚して生活する事が大切です。

性病と性産業

性産業、いわゆる風俗の世界では本番(性行為)はしないまでも、女性は男性にオーラルセックスのフェラチオをするというサービスが一般的に行われますが、その際、男性が淋病やクラミジアを持っていれば女性の喉に感染するという事が起こります。

今度はこの女性の喉からお客としてやってきた男性に淋病やクラミジアが感染します。こうなると、風俗で働く女性が発信源となって性病は爆発的に広がってしまいます。さらに風俗で感染してきた男性が、彼女や奥さんと性行為をして彼女たちにうつします。こうして感染はどんどん広がっています。

とある風俗店で働いている女性達は、ほとんど学生さんやOLの人で、いってみれば素人の女性です。ソープで働く女性であれば、ある程度、性病についても知っていますが、イメクラなどでバイトをしている女性の多くはお遊びの延長で、性病についての知識はほとんどありません。

なにも知らずに自分にリスクを背負うような事をしているといえます。実際に性風俗従事者の80%がクラミジアに感染した事があるというデータもあります。性に対してアマチュアであり、そのために無防備だったり知識がなかったりするのでとても危険です。

不特定多数を相手にする性風俗でアルバイトをしている人は性病のリスクが格段に上がるという事を忘れないで下さい。仕事なのでコンドームをつけることが無理であれば、なおさらです。それでも性風俗でアルバイトをするのであれば、定期的な検査は欠かさず受け、常に自分が感染していないかをチェックする事が大事です。

もし、陽性になればただちに治療して下さい。それが自分を守るためでもあり、相手やその背景にいる人たちを守るためでもあります。

性病梅毒の初期症状

梅毒イラスト

梅毒はもう過去の病気ではありません。梅毒トレポネーマという病原菌の悪さで起こります。感染して約3ヵ月くらいすると、小指の先くらいの大きさの班が身体全体に現れます。これは梅毒性バラ疹と呼ばれるもので、これが梅の花に似ている事で、梅毒という名前が付けられました。梅毒は15世紀末、コロンブス探検隊がアメリカ大陸の原住民に流行していた菌をスペインに持ち帰ってから、ヨーロッパ全土に蔓延し、やがては世界中に広がりました。

日本ではすでに1512年には梅毒の記録が残っているくらいです。昔は治療法がなかったために、多くの人が梅毒で命を落としていきました。不治の病と恐がられていた梅毒もペニシリンの発見によって劇的な治療効果をあげ、すっかり影を潜めました。現在日本国内の全性感染症のうち梅毒患者は0.8%ほどに少なくなっています。ただ、最近になって徐々に感染者が増えています。

無症候性梅毒といってあまり性器に症状が出ないタイプもあるので注意をする性感染症といえます。現在、日本では妊娠した際に梅毒検査を行う事が義務づけられていますが、その際の検査では約0.2%(500人に1人)の人に梅毒がみつかっているのが現状です。この妊娠初期の梅毒検査を国が採用してくれたおかげで先天梅毒が格段に減るという効果がありました。

長い年月をかけて蝕まれていく梅毒という病気は約10年くらいの間に、潜伏期間をはさみながら症状が次々とうつりかわっていくという変わった病気で、放っておいても数ヵ月症状は一旦消えます。それで治ったものと勘違いし放置しておくと、また違った症状が現れ、それがまた消えるということを繰り返して次第に全身が蝕まれていきます。早い内に治療を開始するのが一番大事だと言えます。

また、妊娠の感染はその感染した時期によって赤ちゃんに感染して先天性梅毒児となってしまう事もあるため、早期の治療が肝心です。梅毒の感染経路は性行為は当たり前ですが、オーラルセックスなどによってもうつります。輸血や感染している人の血液を触ったり、体液のついた下着やタオルなどでも感染する事もあります。感染すると約3週間くらいで最初の症状が出てきます。性器に1センチに満たない程の小さな硬いしこりやぶつぶつができ、ももの付け根にあるリンパ節が硬く腫れます。痛みそのものはありませんが、しこりはつぶれて潰瘍になりただれますが、それもいつのまにか綺麗になって消えます。ここまでが第一期です。

性病梅毒の末期症状

第一期から約3ヵ月程経ってから第二期が現れます。先程お話した「梅毒生バラ疹」が全身に現れます。それと同時に性器や脇の下などにもブツブツができます。さらに口の中には粘膜班といって、白いブチブチができ、これができたり消えたりを繰り返します。人によっては髪の毛が抜ける事もあります。これらの症状がいっせいに現れるのが第二期で、しかしこれらの症状もいつの間にか消えてしまいます。

この時期が最も感染力の強い時期で、性行為やキスなどをすれば間違いなく感染します。既に、第一期、第二期の症状は過ぎています。それでも病院へ行かずに放置しておくと、感染から約3年後くらいに第三期の症状が現れます。それは全身に硬いコブのような「結節性梅毒ゴム腫」が現れます。このゴム腫はそのままにしておいても時間の経過とともにやがてなくなりますが、あとが瘢痕となって残ります。ゴム腫は次々に出来るので、やがて瘢痕も増えて醜くなってしまいます。この第三期になると感染力は弱まります。

感染から10年以上経つと、病魔は内臓にも及び心臓や血管をはじめ脳など中枢神経系にまで及び、手のほどこしようのない状態になります。脳にまで進行すると痴呆状態になるほか、歩いたり、立ったりということもままならなくなり日常生活が非常に困難な状態となり、最後は死に至ります。検査はシコりやブツブツが出ている場合にはそうした病変にトレポーマが検出されるかどうかを調べます。症状が出ない潜伏期間であたても、血液検査によって感染しているかどうかが分かります。治療は何期であるかによって異なりますが、早い段階で治療すればするほど治療の時期は短期間で済みます。

第一期から二期であれば、抗生物質の注射を約2週間程、内服を1ヵ月行います。これで完治すれば血液検査で抗体価が下降し、TPHAが陰性化します。梅毒血清反応は陰性化しません。検査が陰性になるのに、第一期で2ヵ月~6ヵ月、第二期で1年以上かかるケースもあります。第三期以降も抗生物質の投与の治療となりますが、完治するのに時間が掛かることはいうまでもありません。

性病HIVに感染したら

HIV検査キット

世界的に問題になっているHIVはここ10数年で感染が急速に拡大している病気、まだ決定的な治療法がないのが今の現状です。ただ、研究者も手をこまねているだけではなく、エイズ発見以来、その地道な努力によって様々な治療方法が試みられており、発症を抑えるなどの成長が挙がっています。

そうは言っても怖い病気であることには変わりはなく、一度かかると完治する事は現在ではありません。世界的にみると先進国では減少の傾向にありますが、アフリカ、アジア、ロシアや東欧の旧共産圏諸国などで感染率が急上昇しています。日本でも残念な事に年々増加している現状にあります。

エイズ感染に関する報告書(国連エイズ合計計画と世界保健機構WHO)では2001年現在で新たに感染した人は約500万人、死者は約300万人にのぼるとの推計を発表しています。世界中のエイズ感染者は2001年で約4000万人にのぼります。

2008年現在では世界中の感染者は2001年に比べて減少しているものの、約3340万人新たに感染した人は約270万人、死者は約200万人とエイズは2015年現在、世界の死因のトップ5です。

しかし、年々死者の数も減少傾向にあり、2017年現在だとエイズは世界の死因トップ10からはずれています。それは決して安心できる現状でなありません。エイズ患者の約3人に1人は15歳~24歳の若者でその大半が感染の事実に気づいていないといいます。エイズ予防に関する知識不足がその原因といえます。

性病HIVとは

エイズはHIV(ヒト免疫不全ウィスル)に感染して発症します。本来ではあれば感染力は弱く、日常生活でうつることはありません。エイズ感染の7割は異性間の性行為によります。一時は同性愛の人たちがかかる病気であるという誤った情報が広まりましたが、同性間での感染はどちらかというとむしろ少ないといえます。

その他では注射の回し打ちや輸血が原因となる事があります。約7年~10年間くらいは症状が出ない。感染後2週間~3ヵ月後くらいに発熱、喉の痛み、リンパ腺が腫れるといった風邪に似た症状が現れる事があります。こうした症状が出ないケースも実は多く、また、症状が出ても風邪かなと思っているうちに2週間くらいで症状もでなくなるので、放置してしまう事が多いです。

このあと7年~10年くらいは無症状の状態が続きます。症状が出ない人のことをキャリアといいます。この間に少しつづではありますが、免疫力が落ちてきて発熱、下痢、体重減少といったエイズの前段階の症状が現れてきます。さらに免疫力が低下すると、通常は感染する事のなない無害の微生物によって病気が起こってきます。

これを日和見(ひよりみ)感染といいますが、カリニ肺炎をはじめ、口腔カンジダ症、カポジ肉腫、悪性リンパ腫など様々な病気にかかります。中枢神経障害なども起こして4年~5年で死に至ります。検査で分かるのは感染してから早くても6週間後一般に検査は血液検査で判明します。

たたし、感染してからすぐには反応が出ず、6週間~3ヵ月後の検査ではじめてわかります。感染していても陰性になる場合があるので、思い当たる場合は6週間後以降に検査を受けます。勿論、その間は性行為は禁止です。検査は保健所であれば、匿名、無料で受けられます。

一般病院では自費で3000円前後の検査費用で受けられます。通販でも検査キットを購入する事が可能です。妊娠の検診票にエイズ検査が入っている地方自治体もあります。検査結果は1週間くらいで分かり、抗体検査で陽性になったときには確認検査を行って診断を確定させます。

HIVに感染しているとわかれば、各都道府県にあるエイズ拠点病院で治療及びコンサルテーション、カウンセリングなどを受ける事ができます。歯科診療も一般歯科医ではなく、拠点病院の歯科医で受けます。エイズは現在完治する術はありませんが、抗ウィルス剤で発症を遅らせるという手段をとります。

HIV感染症を根治する治療法はまだ確率されていませんが、抗ウィルスの増殖をコントロールし、エイズの発症を遅らせます。日和感染症の中には、予防を行うことで発病を差し止めるようになったものもいくつかあります。HIV感染は現状では特効薬がなく、完治する事ができない病気なのでその恐ろしさばかりが強調され、キャリアの人や発症した人に対して過敏な対応をとりがちです。

そのためHIV感染者が不当に差別されている現状があります。HIVに感染しても、汗、尿、唾液、便、涙、鼻汁、タンなどからは感染しません。家庭や学校、職場では一緒に生活をしても感染はしません。感染するのは感染者の血液や精液、膣分泌物、母乳を通じてです。日常、感染者と生活したり、学校で隣同士机を並べたりといった事で、感染する事はありません。

性病HIVの感染経路

感染する可能性としては性行為時にコンドームを着用せずに挿入をしたり、口や喉に傷があるときにオーラルセックスをするといったケースです。傷のある手で性器を触ったりしても同様に感染する恐れがあるので、その際には感染者の血液や体液が触れないように注意します。

一時期、同性愛者にエイズが広まったのは肛門による性行為によって肛門が傷つき、その傷口から感染したり、傷口からの出血によって相手に感染するといった事からでした。いずれにしても感染者とのセックスはコンドームを着ける事でほぼ100%感染を防ぐ事が可能です。

オーラルセックスに関しても、同様に必ずコンドームの装着が必要です。特に月経中の性行為は非常に危険になります。エイズは性行為だけではなく、血液によっても感染するため、輸血や一度使った注射針をそのままほかの人に使って感染する事もあります。HIVに感染している血液を輸血され、エイズを発症して社会問題となっている事は皆さんも知っていると思います。

また、日本国内ではHIVに感染するかもしれないという危険性を知っていながら、血友病に対する治療を優先して熱処理をしない血液製剤をそのまま治療に使ってしまった時期があったために、血友病の患者さんらが知らずにHIVに感染していまうという悲劇も実際に起きています。厚生労働省の医療行政のあり方が問われる事件となり、多くの問題を投げかけています。

HIV感染に注意を払うのはこの4つ
  • きちんとコンドームを着ける
  • 生理中の性行為は絶対に避ける
  • 傷のある手で触れるのはNG
  • 口からの感染に注意してオーラルセックスをする

最低限この4つには注意を払いましよう。

性病を予防する正しいコンドームの使い方

ペニスイラスト コンドームの付け方
勃起したらすぐにつける勃起すると、ペニスの先から分泌液が出始めます。この分泌液にも病原体が混じっている可能性があります。
もちろん、精子も含まれているので妊娠をする可能性もあります。射精直前にコンドームをつければ良いという事ではなく、勃起したらすぐつけるのが正解です。
コンドームイラスト コンドームを取り出す
パッケージからコンドームを取り出します。コンドームは摩擦には強いのですが、引っ掻いたりなどの傷には弱いといえます。爪などで引っ掻いてしまわないように丁寧に使いましょう。特に女性が取り出す際には爪には細心の注意を払いましょう。
コンドームイラスト コンドームにも裏表があります
取り出したコンドームの先をつまんで下さい。表面はぬるぬるしていて、内側はザラザラしているはずです。
ザラザラした部分が裏です。ザラザラにする事で抵抗を強めてぬけにくくしています。
コンドームイラスト 空気を抜く
コンドームの咳の小さく飛び出した部分が精液だめです。この部分に空気を入れたまま装着すると破れやすくなるので、精液だめをつまんでひねるようにして中の空気を抜きます。ひねる際にも爪で引っ掻いて破れないように注意が必要です。
コンドームイラスト ペニスにかぶせます
精液だめをつまんだままペニスにかふせ、ペニスの根本までコンドームを伸ばします。こと時手が水で濡れていたり、ローションなどで手がヌルヌルしていると根本までコンドームを伸ばせない事があるので注意してくだい。
コンドームイラスト 包皮と一体化させます
コンドームといっしょに下に引っ張られている包皮を、コンドームとともに一旦上に戻して、ゆとりをもたせてからもう一度コンドームを根本まで引き下ろします。これでピストン運動をしても包皮が突っ張ったり、コンドームが引っ張られたりせず、スムーズに動きます。
コンドームイラスト 射精したあと抜くときは
射精したら速やかに取りましょう。
膣からペニスを抜くときには、コンドームがはずれないようにペニスの根本に手をあててコンドームを抑えながら静かに抜きます。抜いた後は精子だめにしっかり精子が入っている事を確認して下さい。

コンドームが合わない人

コンドームをつけると痛い痒いという人や、コンドームを着けると彼がなかなか逝かないという人もいるでしょう。彼氏がどうしてもつけてくれないというケースもあります。性感染症を防ぐには性行為をまったくしないか、性行為をするならコンドームをつけるという事に尽きますが、それができない場合には定期的に検診を受けて感染の有無を常にチェックするように心がけをしましょう。

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